四柱推命の記事を読んでいると、必ず出てくる言葉があります。それが「五行(ごぎょう)」です。
「木・火・土・金・水」——理科の話のようで、少しとっつきにくいかもしれません。でも、この5つはあなたの中にあるエネルギーの種類だと考えると、ぐっと身近になります。
前回は、命式の素材である十干十二支のお話をしました。その素材のすべての根っこにあるのが、今回の五行です。ここがわかると、四柱推命の世界がぐっと立体的に見えてきます。
🌙 この記事を読むと
- 「五行(木火土金水)」がそれぞれ何を表すのかがわかる
- 五行どうしが「助け合う・抑え合う」関係(相生・相剋)がわかる
- 自分の中の五行バランスが、何を教えてくれるのかが見えてくる
- 「足りない・多い」に優劣はない、という安心できる考え方が手に入る
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五行とは、この世界のすべてを「木・火・土・金・水」という5つのエネルギーで読み解く、東洋の昔ながらの考え方です。
物としての木や水のことだけでなく、「そういう性質・働き」をあらわす記号だと思ってください。
たとえば「木」のエネルギーが強い人は、まっすぐ伸びていく植物のように、成長や前進を大切にする傾向がある——そんなふうに読んでいきます。あなたの命式にも、この5つがいろんな割合で含まれています。
五行は、たがいに支え合っている(相生)
五行は、バラバラに存在しているわけではありません。たがいに助け合う流れを持っています。これを「相生(そうじょう)」と呼びます。
助け合う流れ(相生)
木 → 火 → 土 → 金 → 水 → そして木へ
たとえば、
- 木は燃えて 火を生む
- 火は燃えつきて灰となり 土になる
- 土の中から 金(鉱物)が生まれる
- 金の表面には 水(露)が宿る
- 水は 木を育てる
このように、ぐるりと一周して支え合っています。人間関係でいえば「相性よく力を引き出し合える」関係に近いイメージです。
五行は、たがいにブレーキもかける(相剋)
一方で、五行には相手を抑える流れもあります。これを「相剋(そうこく)」と呼びます。
抑え合う流れ(相剋)
木 → 土 → 水 → 火 → 金 → そして木へ
たとえば、
- 木は根を張って 土の養分を吸う
- 土は 水の流れをせき止める
- 水は 火を消す
- 火は 金を溶かす
- 金は 木を切る
「抑える」と聞くと悪いことのように感じますが、そうではありません。ブレーキがあるから暴走しない、というバランスを保つ大切な働きです。
四柱推命では、五行の「バランス」を読む
ここまでくると、四柱推命が五行で何を見ているかが見えてきます。
命式に含まれる十干十二支は、すべて五行のどれかに属しています。だから命式を作ると、「あなたの中で、どの五行が多くて、どれが少ないか」というバランスが見えてくるのです。
ここで大事なことを、ひとつ。
五行に、良い・悪いはありません。
多い五行はあなたの持ち味・強みになり、少ない五行は意識して補うと心地よくなるヒントになります。たとえば「火」が少なめなら、人前で表現する場をほんの少し増やしてみる、というように。
足りないところを責めるのではなく、「自分はこういうバランスなんだ」と知ること。それが、自分とうまく付き合う第一歩になります。
さいごに ── バランスを知れば、自分が見えてくる
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
五行とは、四柱推命の根っこにある「5つのエネルギー」でした。
- 木火土金水は、あなたの中にあるエネルギーの種類
- たがいに 助け合い(相生)、抑え合い(相剋) ながらバランスを取っている
- 四柱推命では、その バランスから持ち味や心地よい過ごし方を読む
- どの五行にも、良い・悪いは ない
自分の五行バランスがわかると、「なぜ自分はこう感じるのか」「どこを大切にすれば心地よいのか」が、少しずつ腑に落ちていきます。次の記事では、いよいよ性格や才能を読み解く「通変星(つうへんせい)」に進んでいきましょう。
焦らず、一歩ずつ。あなたのペースで大丈夫です。
よくある質問
五行に、良い五行・悪い五行はありますか?
ありません。五行はそれぞれにちがう持ち味があるだけで、優劣はありません。大切なのは多い・少ないの「バランス」で、多い五行は強みに、少ない五行は補うヒントになります。
自分の五行バランスは、どうすればわかりますか?
生まれた年・月・日・時から作る「命式」を出すと、自分の五行のバランスがわかります。命式の出し方は、別の記事でやさしく手順を追って説明していきます。
五行と十干十二支は、どういう関係ですか?
十干十二支は、すべて五行のどれかに属しています。たとえば十干の「甲・乙」は木、十二支の「子」は水、という具合です。五行は、十干十二支のさらに根っこにある考え方だと思ってください。