「自分って、どんな性格なんだろう」
「本当はどんなことに向いているんだろう」
そんな問いの答えを、四柱推命の中でいちばん教えてくれるのが「通変星(つうへんせい)」です。
これまでの記事で、命式という「自分の地図」と、その素材になる十干十二支・五行のお話をしてきました。今回はいよいよ、その地図からあなたの性格や才能を読み解くステップに入っていきます。
🌙 この記事を読むと
- 「通変星」が何を表すのかがわかる
- 10種類の星を、5つのグループでざっくりつかめる
- それぞれの星が示す「性格・才能の傾向」が見えてくる
- 星に良い・悪いはない、という安心できる考え方が手に入る
「自分はどの星を持っているんだろう?」——先に自分の通変星を出しておくと、この記事が“自分の説明書”として読めます。生年月日を入れるだけ・無料・登録不要で、入力した情報はどこにも送信・保存されません。
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通変星とは、あなたの性格・才能・人との関わり方などを読み解くための星で、ぜんぶで10種類あります。
どうやって決まるかというと、命式の中心になる「あなた自身をあらわす星(日干)」から見て、ほかの星とどんな関係にあるかで決まります。むずかしい計算は命式を出せば自動でわかるので、ここでは「そういう10の個性がある」とだけつかんでおけば大丈夫です。
そして、いちばん大切なこと。
通変星に、良い・悪いはありません。
どの星にもそれぞれの持ち味があり、優劣はありません。命式に多く出ている星は強く出やすい性質、少ない・無い星は控えめな性質、というだけのことです。
10の星は、5つのグループに分けられる
10種類と聞くと多く感じますが、5つのグループ(2つずつのペア)で見ると、ぐっとわかりやすくなります。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
① 自分グループ(比肩・劫財)── 自立と仲間
自分自身の軸の強さをあらわすグループです。
- 比肩(ひけん) … マイペースで自立心が強い。自分の世界を大切にする人
- 劫財(ごうざい) … 行動力と負けん気。仲間と力を合わせるのが得意な人
この星が強い人は、人に流されず「自分はこうしたい」を持っているタイプです。
② 表現グループ(食神・傷官)── 才能とアウトプット
自分の中にあるものを、外へ表現する力をあらわすグループです。
- 食神(しょくじん) … のびのびと楽しむ才能。衣食住や人を楽しませることに恵まれる人
- 傷官(しょうかん) … 鋭い感性と美的センス。こだわりが深く、細やかな表現ができる人
クリエイティブな分野や、人を楽しませる場面で力を発揮しやすいタイプです。
③ 手にするグループ(偏財・正財)── お金と愛情
お金や人とのご縁を、どう手にして扱うかをあらわすグループです。
- 偏財(へんざい) … 社交的で人付き合い上手。お金や縁を大きく回せる人
- 正財(せいざい) … 堅実で誠実。コツコツ積み上げ、家庭や信用を大切にする人
現実をしっかり扱う力があり、人とのつながりにも恵まれやすいタイプです。
④ 律するグループ(偏官・正官)── 責任と社会性
自分を律し、社会の中で役割を果たす力をあらわすグループです。
- 偏官(へんかん) … 行動力と度胸、正義感。いざという時に頼られる人
- 正官(せいかん) … まじめで責任感が強い。ルールを守り、信頼を集める人
組織や社会の中で、きちんと役割を果たすことで信頼されるタイプです。
⑤ 受け取るグループ(偏印・印綬)── 学びと知恵
知識や愛情を受け取り、自分を育てる力をあらわすグループです。
- 偏印(へんいん) … ひらめきと好奇心。自由な発想で独自の道を行く人
- 印綬(いんじゅ) … 知性と学びの星。じっくり学び、受け継ぐことを大切にする人
学ぶこと・受け取ることが得意で、知的な分野で力を発揮しやすいタイプです。
天干の星と蔵干の星は、何が違うの?
命式を出すと、通変星が2段に分かれて表示されます。上が天干(てんかん)の通変星、下が蔵干(ぞうかん)の通変星です。命式作成ツールでは、それぞれ「人から見える顔」「自分が感じる顔」と表示しています。
一般に、天干の星は人から見える性質、蔵干の星は本人が内側で感じている性質をあらわすとされます。蔵干は干支の内側に隠れた十干なので、表からは見えにくい面、と考えるとわかりやすいでしょう。
たとえば、天干に正官があり、蔵干に傷官が2つある人。まわりからは「まじめできちんとした人」に見えていて、内側では「型にはまりたくない」という気持ちが濃く動いている——そんな読み方ができます。
数のうえでは、蔵干の星のほうが多くなることもよくあります。そんなときも、どちらかが本物ということはありません。表に出やすいのはこちら、内側で動いているのはこちら、と分けて眺めてみてください。どちらも、あなたです。
さいごに ── 星は、あなたの「持ち味」の地図
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
通変星とは、四柱推命であなたの性格や才能を読み解く「10の星」でした。
- 通変星は、あなた自身(日干)から見た 関係性で決まる
- 10種類は、5つのグループで見るとわかりやすい
- 多い星は 強く出る持ち味、少ない星は 控えめな持ち味
- どの星にも、良い・悪いは ない
自分の命式にどの星があるかがわかると、「だから自分はこういうことに惹かれるのか」と、腑に落ちる瞬間がきっと訪れます。次の記事では、エネルギーの強さや人生のリズムをあらわす「十二運(じゅうにうん)」に進んでいきましょう。
焦らず、一歩ずつ。あなたのペースで大丈夫です。
よくある質問
通変星に、良い星・悪い星はありますか?
ありません。どの星にもそれぞれの持ち味があり、優劣はありません。たとえば「傷官」は繊細さゆえに生きづらさと結びつけて語られることもありますが、それは裏を返せば人一倍鋭い感性という才能でもあります。
自分の通変星は、どうすればわかりますか?
生まれた年・月・日・時から作る「命式」を出すと、自分の通変星がわかります。命式の出し方は、別の記事でやさしく手順を追って説明していきます。
持っていない星があると、その才能はないのですか?
いいえ、そうではありません。命式に出ていない星は「控えめ」というだけで、まったく無いわけではありません。後天的に意識して育てることもできます。